30代、40代の4人に一人が貯蓄ゼロってホントなの?
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SMBCコンシューマーファイナンスが30歳~49歳の男女を対象に行った「30代・40代の金銭感覚についての意識調査2019」によると、30代、40代の23.1%が貯蓄ゼロという結果だったそうです。
約4人に1人ですよ?
信じがたい数字です。
いくらなんでも少しくらいは蓄えがあるものなんじゃないでしょうか?
調査結果
今回の調査は、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が、2019年 1月7日~9日の3日間、30歳~49歳の男女を対象にインターネットで実施した「30代・40代の金銭感覚についての意識調査2019」です。
全国の30歳~49歳の男女1,000名の貯蓄額を尋ねたところ、貯蓄ゼロが23.1%、さらに「1万円~50万円以下」が26.4%などに回答が集まり100万円以下までの合計が60.5%を占めるというものでした。
一番衝撃だったのはこの結果でしたが、他にも
- お小遣い額
- スマホゲームでの課金状況
- 結婚しようと思える年収は
などの他人のお金に対する意識が垣間見える面白い調査です。
興味のある方はぜひ見てみてください。
参考:
若者のアンテナ|必見!フリマアプリが“プチ収入源”に!気になる30代・40代の金銭感覚2019|ビンカンステーション
そもそも貯蓄って?
貯蓄ゼロとは言いますが、そもそも「貯蓄」っどんな意味なのでしょう?
知恵蔵によると・・・
家計調査における貯蓄の範囲には、次のものが含まれる。(1)普通預金など通貨性預貯金、(2)定期預金やスーパー定期などの定期性預貯金、(3)掛け捨てを除く生命保険・積立型損害保険、(4)株式や貸付信託、利付金融債、国債、公社債投資信託などの有価証券、社内預金などの金融機関外への貯蓄。負債には、郵便局、銀行、生命保険会社、住宅金融公庫などの金融機関からの借入金のほか、月賦・年賦未払高、勤め先や親戚などからの借入金も含む。
大まかに言うと、総務省が行う家計調査では
- 貯金(預金)
- 掛け捨てを除く保険
- 株や投資信託などの有価証券、財形貯蓄
を全部含めて貯蓄と定義しているようです。
私も貯蓄についてはこのように解釈していました。
ところが、この他に、不動産も貯蓄に含めると説明しているサイトもありました。
貯蓄に含める範囲の普遍的な定義は決まっておらず、調査ごとに貯蓄の定義が異なるというのが実際なのかもしれません。
今回の調査結果では貯蓄に含めた範囲が明示されていないので、(おそらく)一般的な解釈である、総務省家計調査と同じ定義を採用しているのではないかと思います。
つまり、
-
貯金(預金)
-
掛け捨てを除く保険
- 株や投資信託などの有価証券、財形貯蓄
を含めて貯蓄というわけですね。
勘違いしてる人もいるのでは
今回の調査での設問が具体的にどのようなものだったのかは分かりませんが、回答者の中には、貯蓄の意味について早合点して答えた人がもしかしたらいるのかもしれません。
(出典:30、40代「貯金ゼロ」が23% SMBCの金銭感覚調査 - 毎日新聞)
なにせ、天下の毎日新聞が「貯蓄」と「貯金」を間違えるくらいですから、貯蓄と貯金を勘違いして桁を1つ、2つ少なく申告した人も中にはいるのではないでしょうか。
少なすぎませんか?
うっかりさんがいて、多少貯蓄額を少なく申告していたとしてもそこまで大きな影響があるとは思えません。
調査結果を見たときの正直な気持ちは「少なすぎない?」でした。
この調査では、未婚者と既婚者が一緒にされているので詳細は分かりませんが、中には既婚者・子ありで貯蓄ゼロという方も含まれるはずです。
30代、40代っていうと結婚、出産、マイホームなどのライフスタイルに大きな変化があるときで、何かと出費がかさむのは分かります。
でも、一番負担がかかるのって、その先、子供が大学に進学したときなんじゃないでしょうか?
私立大学に進学して仕送りも必要なんてことになったら、お金が湯水のごとく出ていきます。
貯蓄するには家計の見える化から始めよう
「毎月の家計が火の車だ」と言っても、住居費、食費、通信費、保険、お小遣いなどなど月々の生活で見直せる費用って絶対あるはずです。
たとえば月々の食費ってちゃんと把握してますか?
自分が何にいくら使っているのか、まずは把握しないと節約もできません。
家計を把握するために日々の決済はクレジットカードなどをメインに使ってキャッシュレスにするように心がけましょう。
使うクレジットカードは楽天カードが万人向けです。
楽天市場での買い物はもちろん普段遣いでもポイントがザクザク貯まります。
人気ナンバーワンカードだけあって使い勝手抜群で誰にでもおすすめできます。
「カードだといくら使ったのかわからなくなる。浪費家はカードじゃなくて現金を使うべき」なんて話も聞きますが、逆です。
キャッシュレス決済にすることで家計が見える化できて、支出を正確に把握できるようになります。
マネーフォワードという家計簿アプリを使えば、クレジットカードを連携させると自動でデータを取得してくれるので、ほとんど手間なしで家計簿を作成できます。
現金ではこんなことできません。
家計の見える化ができれば、無駄な支出が分かって節約に繋げられるはずです。
毎月少しでも貯蓄できるようになったらその一部を資産運用に回すといいでしょう。
資産運用することで貯金では不可能な速度で蓄えを増やすことができます。
毎月の生活でお金を使い切ってしまうのも困りものですが、その逆に貯蓄に躍起になって、修行僧のような生活を送るのも本末転倒です。
日々の生活が苦行にならない程度に支出を抑え、余ったお金は積極的に資産運用に回す。
これが最小限の努力で最大限の効果を発揮する、将来を見据えた最も賢い戦略なのではないかと思います。